今年の全米オープンのテニス環境

 今年の全米オープンのテニス環境は極端なボールやサーフェスは使われておらず、比較的公平な環境の様だ。サーフェスは比較的速めで、ボールは比較絵的柔らかい様だ。そのため、フラットボールが打ちやすく、ほとんどのプレーヤがスピンを抑えて強打でポイントを取っている。ただ、ボールが極端に柔らかいわけではないため、フラットではミスが多くなる。実際、1回戦とはいえ、各プレーヤともかなり凡ミスが多い。ただ、ラウンドの初期では相手が格下なため、ミスを気にするよりも強打で早くポイントを決めたい様だ。それは体力の節約につながるからだ。

 環境は今年の全豪オープンに近く、フラットで強打をしたい大坂なおみ選手には良いコンディションと言えるだろう。彼女は精神的な面からもテクニカルな面からも安定性が悪く、思わぬ相手にあっさり負ける事もあるが、調子が続けば、今回のコートは非常に有利だ。優勝も十分あり得る。しかし、女子テニスは誰が勝つかは分からない。女子はあまりに気分でプレーをしたがる。これでは安定勝利などあり得ないのだ。

 早いラウンドでは皆、あまり戦術に工夫はせず、強打で早い攻撃をする傾向があるので、内山選手はかなり良いプレーができた。戦術面が見劣りがする日本人選手だが、単純な打ち合いになれば、テクニックでは世界でも負けていない様だ。ただ、ラウンドが上がると選手もより慎重に時間を掛けてポイントする様になるため、単純な戦術では勝てなくなるだろう。西岡選手もマリーが強打で押してきているので、単純に強打で対抗している。だから、非常に良いプレーができている。日本人には良い状況だ。

 残念ながらこのブログが予想をした様なネットプレーの多用やラットショットの多用は見られない。しかし、今後ラウンドが上がると相手の弱点を突く様な頭脳プレーが増え、玄人好みの試合展開が増えるだろう。残念なのはナダルとフェデラーがいない事だ。しかし、いつまでもビッグ4の人気に頼っていてはテニスの発展はない。今年は若手に注目すべきだ。決勝戦は面白くなるだろう。テニスは新しい時代に入るのだ。

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